古物営業許可証を取得すると、古物市場(こぶついちば)に参加して、古物を仕入れることができます。

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古物市場への入場方法

古物市場とは、古物商許可証を取得した古物商の間で、自分が持っている古物を売買したり、交換するための市場のことをいいます。

この古物市場に入場するためには、古物商許可を取得済みであって、なおかつ許可証の「行商する」にチェックが入っている必要があります。

もっとも、こうした古物市場は公的な機関ではなく、古物商と同じように、一般の方が警察で古物市場主の許可を取得して開催しています。

したがって、たとえ古物商許可を取得している人であっても、その人が古物市場に参加することを認めるか否かは古物市場主が自由に決めることができます。

古物市場によっては、市場への参加希望者に一定の取引実績があることを求めていたり、有力な会員数名の紹介がなければ市場への参加を認めない、というケースもあります。

特に、ブランドオークション、古美術オークション、自動車オークションなどでは上記のような条件がある場合が多いようです。

また、中古車の古物市場ですと、保証人・不動産の担保・保証金を要求されるケースもございます。

もちろん、その反対に許可証を持っていれば誰でも参加できる古物市場もたくさんあります。

古物市場の探し方

古物市場の一般的な探し方は、すでに古物商許可を取得している方と知り合いになって、古物市場を紹介してもらうことです。

インターネットなどで検索すれば、古物市場は何か所も探すことはできますが、古物市場にはそれぞれ集まるものも違うので、良い古物市場を探す一番の近道はその道のプロの方に紹介してもらうことです。

SNSをやっているプロの方もたくさんいらっしゃるので、ネットを通じてコンタクトを取ってみるのもよいかもしれません。

それでも、なかなか古物市場を探すのが難しい場合には、『リサイクル通信』を入手して情報を仕入れるという手もあります。

紙面には古物市場の開催日程や、取り扱っている品の種類や連絡方法が掲載されているので、それなりに参考になると思います。

一番よい仕入れ方法は自社で買い取りをすること

古物市場では様々な商品を仕入れることができるため一見便利に思えますが、他方で仕入れ値が割高になるデメリットもあります。

ですから、最も効率の用意仕入れ方法はやはり自社でエンドユーザーから直接仕入れることにあるといえます。

店舗での買い取りはもちろん、インターネットや訪問販売による買い取りも求められています。

ただし、訪問販売の方法により買い取りを行う場合は、クーリングオフされる可能性があるため仕入れた商品の取扱には注意が必要になります。

また、未成年者からの仕入れや本人確認には注意しなければなりません。もし、親の承諾や本人確認を怠って買い取りをしてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれることもありますので、買い取りのルールをしっかりと守りましょう。

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